2011-01-01から1年間の記事一覧
例年、その年の新作で印象に残ったもの10作品を挙げてますが、今年はなんかいろいろ忙しかったりで音楽方面の情報に疎くなっておりました。ライブも全然行けてなくてとてもかなしい。なので今年は6つだけ選んでおります。 One Day Calypso / Alfred Beach Sa…
突然ですが、私、社長になりました。というのも実は先月会社をつくりました。いきなりすぎてすいません。だいたい30歳過ぎたあたりから、自分の人生リアルなところ果たしてどうあるべきか、みたいなことをぼんやりぐるぐる考えるようになって、数年間あれこ…
#20 キリンソウの草原に追い込まれた私は覚悟を決めて一騎打ちを仕掛けることにした。見上げるとあれは烏合か秋の夜空か漆黒が揺れる。草を薙ぎ払いながら近づいてくるのを息をひそめて待つ。間合いに入った瞬間斬りかかり、ぶつかり合う刃が夜空に冷たい火…
3連休と3連休の間に3連休とって、四国一周一人旅してきました。ちょうど台風15号が沖縄を離れて今から近づいてくるよーこれやばいよーというときで、私はなんだかのんきに旅行とかしていたわけであります。 徳島 高松行きの飛行機は運休してたみたいだけど、…
#19 赤と黒、分離して再び溶け合う、風、藍色にまとわりつく、夕闇を抜けてキリンソウの草原に迷い込む、割れた月のかけらがぐるぐる8の字を描きだす。
http://8tracks.com/dishhh/dishhh-s-september-2011-mix 彼はマジシャンではない / Alfred Beach Sandal Sleep / Arcolor The Bloc Party / Lisa "Left Eye" Lopes Closer / Corinne Bailey Rae じだんだ / K.P.M. Soul Flower / The Brand New Heavies + T…
#16 そうです、私が普通のおじさんです #17 台風が来て去って行った。分厚い重たそうな雲のかたまりが吹き飛ばされてぐわあああっと高速旋回していくダイナミックなパノラマ、さよなら夏。気がつけばいつのまにか顔を洗う水が少し冷たい。 #18 眠る / sleep …
#15 子供の頃、偶然見つけた父の隠しエロ本コレクションの中にアラーキーの写真集が入ってて、ぱらぱらめくりながら、大人のエロはおっかない…、と思った記憶があります。
#14 たとえば、情熱やら衝動やら、そういうのはつまり若さの特権みたいなものだったのだ、ということにして、理由をつけて、それは使い果たしたもの、気づいたときにはすでに失われていたものであると、だってそれは青臭くて煩わしいんだもんね、邪魔なんだ…
#13 ドーナツって幸せの象徴的な感じある。甘いし輪っかだし空飛んでもおかしくない雰囲気ある。もっとドーナツのこと崇めてあげてほしい。
#12 欲望って言葉は好きだ。でも父には昔、お前は欲がなさすぎる、と言われたことがある。自分の考える欲と父の考える欲は違うものだったのかもしれない。
#9 目が覚めると私はやはり暗闇の中で椅子に座っていた。そして再び左手に受話器を握っていた。受話器からは電話のコードが伸びて暗闇の向こう側に伸びていた。とりあえず私は受話器を持ったままそのコードを辿って歩いてみることにした。歩き始めるとかつか…
以前ひまつぶしにつくった個人的に気に入ってるやつをちょっと改造した。毎回パターンがランダムに変わるようになった。 #!/usr/bin/ruby # timer.rb PATTERNS = [ "> ", "|~^=-()\'&%$#\"!+*;:@`[]{}|<>,.?_", ".:", "bdpq", "QO", "zzzZ", "..........oooO…
#4 やがて雨が降る。人差し指でリズムをとる。思い出す。噛み潰す。舌打ちする。そのふわふわとした言葉を口走る。季節はやがて浮上する。 #5 目が覚めると私は暗闇の中で椅子に座っていた。光も音も空気の流れもない部屋で、椅子に座り、そして左手には受話…
#1 トイレには、いるんやでぇ…それはそれは、いるんやでぇ…いるんやでぇ… #2 流星 雨雲の向こうで砕け散る 現状 紫陽花が色づく季節の 街灯 傘の柄を伝って指先に触れるぬるい #3 いつだってそうじゃないか、と夜がつぶやく。そして夜は夜明けとともに黒い翼…
1 ランプの精から電話がかかってきたのは午前3時をちょっと過ぎた頃だった。そのときちょうど私は考え事をして眠れなくなってしまっていたところだったのだが、しかし、午前3時に電話が鳴る、というのは、ちょっとぞっとするものだ。「本当は」とランプの精…
1 朝、ゴミ捨て場に行くと、こすったらランプの精が出てきそうなランプが捨てられていた。始めはそれがランプだとは気付かなかったけれど、ためしにこすってみたら口のところからもやもやーっとした煙が出てランプの精が出てきたので、それはランプなのだっ…
1 今年も展示会への出展という仕事があり水木金と3日間東京ビッグサイトでブースに突っ立って製品説明などをしてた。毎年のことながら本当に体力気力ともに消耗するイベントだったけれども、終わればそれなりに達成感もあり、昔の同僚が顔を出してくれたりと…
1 複雑な問題に対して考えて考えて考えてもいまいち見えてこなくて、そういうときにちょっと気晴らしにコンビニまで歩いたりすると、すとーんとひらめきがあって答えらしきものが見えちゃったりする。無駄なものが一瞬消え去ってすかっと見晴らしがよくなっ…
1 ようし今日から5月病だー 2 ムーミン谷の住人だったらムーミンパパになりたい。自由を求める冒険野郎であり愛すべきすっとぼけナイスミドルである。スナフキンへのあこがれはもちろんあるけど、さらに一歩踏み込んだ深い孤独を受け入れられないとあんな風…
1 うごいた! 感動! 2 あたたかくてひんやりして、このふわついた、でもほんの少し緊張感のある感じはまったく春っぽくて、なんだか大学のサークル新歓とかを思い出すなあ、そわそわしてくる。ちょうど森見さんの夜は短しなんとかなんとかって本読んでるか…
http://8tracks.com/dishhh/dishhh-s-april-2011-mix Time / Kubota Takeshi Watanabe Toshimi 新管幻楽 / Harp On Mouth Sextet Complexe Elegant / She Talks Silence Numb Moon / Mother's Lust Quicksilver Mind Wall (feat. 羽鳥美保) / Tei Towa Yello…
1 神様は言いました、とんでもねえあたしゃ神様だよ、と。 2 子供のころはちょっと苦手だったけど大人になってからむしろ好きになったもの、セロリ、豆乳、微糖の缶コーヒー、チョコミントのアイス。逆に大人になってから苦手になったものはなくて、年を重ね…
1 高橋源一郎「さようなら、ギャングたち」読んだ。高橋さんの作品は初めて読んだ。強烈に引き込まれつつどうしようもない断絶感(登場人物間の、作品と自分の間の)にちょっと打ちのめされて読んでる間は軽く情緒不安定な感じだった。ギャングたちが全滅す…
1 子供の頃好きだったマンガに「ついでにとんちんかん」っていうのがあって、思い返してみるとなんであんなの好きだったんだろう、今読んだらおもしろくもなんともないだろうなー、と思っていたのだが、先日、近所のブックオフに文庫版があるのを見つけたの…