2011年の何枚か
例年、その年の新作で印象に残ったもの10作品を挙げてますが、今年はなんかいろいろ忙しかったりで音楽方面の情報に疎くなっておりました。ライブも全然行けてなくてとてもかなしい。なので今年は6つだけ選んでおります。
- One Day Calypso / Alfred Beach Sandal
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- Your Thorn / Cokiyu
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- それからの子供 / 木下美紗都
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- Doublethink / Akiko Kiyama
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- Midnight Pharmacist / 伊東篤宏
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- The Moonlight Butterfly / The Sea and Cake
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不思議な突き抜け感のある Alfred Beach Sandal さんの作品が一番印象に残ってる。これとてもいい作品。複雑な歌をあんなにのびやかに歌う人もなかなかいない。そして素敵にひねくれた詩人である。とんちレコード周辺の人たちは軒並み才能豊かでみんなたのしそうなのですごく気になってます。
キャンピングカーイズデッド / Alfred Beach Sandal
Night Bazzar / Alfred Beach Sandal + MC.Sirafu + Videotapemusic
今年一番がつーんときたジャケットは Akiko Kiyama さんの作品。これ、店頭で見て一目で吸い寄せられてそのままジャケ買いしてしまった。内容もジャケ通りというか、いいです。ドイツ在住の方とのことですが、たしかにドイツっぽいミニマルなんだけど、無機質さの中に時折ぽーんと放り込まれてくる独特のやわらかい感覚が遠近感をぼやけさせてくる。
あと、伊東篤宏さんの超暗黒ヒップホップアルバム。震災を経て作られている作品とのことで、なんかそういう絶望感が表現されてるのかなーって思う部分もあるけど、得体のしれない不気味にぐつぐつしたこの力強さはどちらかというと生きる決意的なものではなかろうか、と思った。そういう意味ではこれは今年を象徴する音なのかも。
[参考] 去年の
http://d.hatena.ne.jp/dewdrop/20101225/tendiscs
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今年はいろいろ激動でありました。やはり震災とその後のあれこれで人生観や社会観は明らかに変化してしまった。自分は社会を構成する大人なんだよなーと思った。いろんな考え方があるだろうけど、少なくとも社会を作り上げていくべき大人がまじめにそして前向きに社会のことを考えられないのは無責任だと思うようになった。いつのまにかそんな年齢になっていたのだなあ。さて、来年はとりあえず自分でつくった会社をどうにかしていくのが中心の生活になりそう。俺はこいつを世界に羽ばたかせたいんだ。
今年もご覧いただき、どうもどうも、ではでは。