前回のあらすじ:
http://d.hatena.ne.jp/dewdrop/20051215/d

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朝、ホームで電車を待っていると左の方から視線を感じるので見てみると一人の女性がこちらをじっと見ている。目が合うとその人はすたすたとこちらに近づいてくる。1メートルくらいのところで立ち止まり彼女は言う。私は自販機の女神です。ごっですおぶざべんでぃんぐましーんです。私はあっけに取られてぎこちなくうなずくことしかできない。あなたに今年最初の祝福を与えます。そう言って彼女は突然私にぎゅっと抱きついてくる。それはほんの一瞬、1秒間くらいだったろうが、突然のことに私はどきどきしてしまう。そして彼女はぱっと離れてにこりと笑う。電車がホームに入ってきてその風で前髪が目にかかるので一瞬目をつぶる。目を開けると彼女は、女神はもういない。

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というわけで、2ヶ月ぶりに自販機であたった。誰も興味ないと思うけどあたったら書くって決めちまったんだほっといてくれ。

自販機A

ちょうど近くにいた売店のおばちゃんにすごいねえ言われた。うれしくないと思った。