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虚無に落ちたときは本を読む。音楽ではなく本を読む方がいい。音楽はどちらかといえば日常に近いものだから。エッセイではなくストーリーのあるものを読む。ストーリーを自分の中に取り込んでいく。追体験は擬似的であろうとも一つの体験の実績になる。映画よりは本がいい。映画は勝手に流れていくけど、本は自分でページをめくらないと進まないから。そのプロセスが大切みたいだから。いつでも閉じれるから。マンガでもいいけどイメージを限定されたくないので、できれば小説を読む。文字が頭の中を満たしてくれる。自分の中のイメージを自然に引っ張り出してくれる。ゆっくりと元の場所に戻してくれる。