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朝、目が覚めると私は私だった。
がっかりして、トーストを2枚焼いて何もつけずに齧った。コーヒーは薄すぎてなんだかよく分からなかった。「これじゃあ茶色い水よ」と言ってバグダッドあたりにどぼどぼ捨てられるために存在する類のコーヒー。けれどここは世田谷なので諦めてそれを飲み干す。駅に向かって歩いていると右足だけどんどん重くなって最終的には地面にめりこみはじめる。そんな夢を見た。切れかかった蛍光灯がちかちかと明滅している。目が覚めきらず、溶けたチョコレートを指で伸ばしてこすりつけられたみたいに意識がかすれてイライラする。
それは影絵のようなものなんだ、と誰かが言った。影絵? 違う、俺が求めてるのは影絵なんかじゃないんだってば。偶然が一つ成立するたびに、あ、と思ってしまう。そんな自分にあとでいらついて舌打ちする。音を消したテレビの中で鮮やかなフリーキックが決まりスローモーションで何回も繰り返されるのをただぼんやり眺めている。キッチンでは悪魔がくすくす笑い続けている。ガラスに張り付いた雨粒は悪夢の続きのようにもしくは新しい朝の在り処を示す暗号のようにゆっくりとはっきりとただその数を増やし続けている。
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忙殺モード中。でもたまには仕事漬けなのも悪くない、とか思う。
そんなこと言ってられるくらいにはまだ全然余裕。
ところで、今、財布の中に5円玉が5枚あります。
どんだけ買い物上手なのかと。
ああ、そんなことより、
http://www.enban.org/news_log/0048.htm
またやってきた円盤ジャンボリー。もう、すごすぎ。フジとかサマソニとかどうでもよくなる感じ。最強インドアフェス。おそらく2フロア同時進行なのでタイムテーブルが知りたいところ。にせんねんもんだいとカリドルがかぶったりとかしたら泣く。ちなみにイベント自体がサム・プレコップ来日と思いっきりかぶってるのですでに一回泣いてる。あと、とりあえず佐伯誠之助はマジひどい*1ので一度見ておいたほうがいいと思います。
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- アーティスト: Lamp,染谷大陽,榊原香保里,永井祐介
- 出版社/メーカー: MOTEL BLEU
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 49回
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Lampの3rd。ちょうど一週間前に発売されたのだけどそのときは買いに行けなくて、やっと買ったもののまだ数えるほどしか聴けていないのだが、期待して待った以上の素晴らしい作品ですよこれはああもうだいすき。息が詰まるようなメロディと歌声は相変わらずどころかさらに深みを増して、うっかりほろほろと泣き出してしまいそうな、そんな、2005年初夏の奇跡。昨年のコンピ「Found in Fairground」に収録されていた「今夜も君にテレフォンコール」もストリングスやホーンが入った、また違った雰囲気のアレンジで収録。それから、新宿タワレコの特設コーナーにミニ写真集が置いてあって(非売品)、それがとてもかわいくて素敵なのでファンの方はそちらもチェック。
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メモ:
- 「米国音楽 vol.23」 6/3発売! わあ! あさってだ! 待ちわびた!
- ドラえもんの語尾は「なのら」だった
http://www.blackstrawberry.net/doranazo03.html - みのもんたは大学教授
http://kanapen.cocolog-nifty.com/rumour/2005/05/post_2992.html
*1:いい意味で