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僕らの住むこの世界では旅に出る理由があり、先月末に遅めの夏休みをとったので中国地方一周一人旅してきました。
岡山
後楽園、岡山城、倉敷。モネの睡蓮がある大原美術館は休館日だった。事前調査により、倉敷の三宅商店というところのカレーがうまい、というのを覚えてて、ちょうど倉敷で昼時だったので、三宅商店探してみよう、と思ったらちょうど目の前にあった。なんだか年々旅勘が冴えてきてるらしく行き当たりばったりで歩いてもわりと目的地に着きます。三宅カレーは、中に何か果物混ぜてるらしくて、甘酸っぱい不思議な味でたしかにうまかった。
広島
尾道は雨だった。雨が似合う街だった。山の中に独特の生活空間が形成されてておもしろい。ああいうの目の当たりにするとひそやかに感動する。「てっぱん」見てないけど、そのロケ地だという場所に偶然迷い込んだりした。あと「転校生」の石段落ちの場所にも行った。
たしか小学生くらいのときに原爆ドームと資料館には一度行ってる。おばあさんの戦争話とかをみんなで聞いた記憶があるけど、それ以外は何も覚えてない。今回改めて展示などを見て、結構本気でショック。今さらで恥ずかしい。外国人の方がたくさんいてみんな真剣な顔で展示を見ている。日本人の団体客もたくさんいてそっちはぎゃーぎゃー騒いでる。
山口
旅行中、テレビでは毎日、日中問題やってた。山口は広い上に見所が散在してるのでほとんど移動だけで時間を使ってしまう。今回は萩しか行けなかった。東光寺には毛利家の墓所があり、森の中で秘境感があってよかった。
島根
出雲大社は大規模工事中。なのでやや興醒めなところもあるけど、ああやって人の手を入れてかたちを変えながらでも存在として残すことには意味があるのかも。人の集まる場所として、その時代にあった存在の仕方があっていいだろう、と思った。10月になると神様が全国から集まってくるらしいけど、9/30だったのでなんかぎりぎり残念な感じ。神の居ぬ間に二礼四拍手一礼して逃げ帰る。
今回はゲゲゲ巡礼の旅でもあるので、安来にある水木しげる先生の奥さんのご実家の酒店を見に行く。入り口の土間のところとかたしかにドラマで再現されてたのと似てた。あと、帰りのバスを一本乗りそびれて周りに何もないバス停で周りが暗くなるまでぼんやり待ちつづけたりした。
バスが来なくてどんどん暗くなってどんどん不安になっていくようす:
鳥取
境港の水木しげるロード、さすがに賑わっている。境港は海鮮丼激戦区らしいので記念館の近くにあっただんだん屋ってところで食べた。記念館隣の妖怪食品研究所という怪しげな店でおみやげ買った。所長のおねえさんきれいで感じのいい人だったしおみやげ好評だったしよかった。
鳥取砂丘はちょうど夕暮れのきれいな時間に到着、靴脱いでざくざく登る。外国人のちびっこがすげーハイテンションできゃーきゃーいいながら砂にダイブしてる。侍ってプリントされたTシャツ着てた。あと、鳥取駅近くのベニ屋っていう喫茶店でカレー食べた。今回、中国地方にはいいカレー屋さんが多いと思った。
その他の写真:
http://www.flickr.com/photos/dishhh/tags/travel201009/
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ということでこうなりました:
あとは近畿を攻めれば本州は制覇だな。そろそろ海外展開も視野にいれていきたいものですな。