"コンスタンチノープルには住みたくない。
韻を踏みにくい地名だから。"
金曜の夜、今年最初に見た映画は「
ベルヴィル・ランデブー」。独特のクセのあるデフォルメされまくった絵はスーパーリアルな背景描写とともに違和感や気持ち悪さを生むのだけどそれが美しさを加速する。それと、とにかく音楽が素晴らしい。ほぼセリフレス（犬だけは吠えまくるが）なおかげで絵と音楽の魅力がより強調されている。
タイムズスクエアの巨大スクリーンと音響はこの作品の魅力を最大限に引き出す環境だと思った。最後のかなり強引なストーリー展開が三つ子の超人っぷりで無理矢理正当化されてるような雰囲気で、えーっ、て思ったけど、それはそれでエンターテイメントとして楽しめばいいのだろう。テーマ曲が耳から離れないので、映画館を出てその足でそのままサントラ買ってしまった
*1。
タイムズスクエアでの上映はあと少しで終わってしまうみたいなのでお近くにお住まい・お勤めの方はぜひ。見ておいて損はない作品だと思う。
今日は午後から新宿に行き
タワーレコードでの
小田島等さんのインストアイベントを見に行く。あああたのしかっっったあああ。小田島さんのイベントというよりはBEST MUSIC＆山本ムーグファミリーのイベントだった。なんだっけ、えっと、スピードスタイル、だっけ。あの盛り上がりはすごかったなあ。改めて思ったのは、
パフォーマーとオーディエンスの境目を始めとしたいろんな境目がことごとく曖昧なのがおもしろい。そう、カテゴライズして楽しむ時代はもう終わったのだ。後半は小田島さんがサイン会やってる間にDJ大人とDJ子供、IKEBANAの演奏まで見れてしまった。IKEBANAはもっとちゃんとセッティングしたかたちで見たいけどそれでも悪くはなかった。途中無理矢理ステージに上げさせられてギター弾かされてたサンさんて人はマキさんの知り合いの人みたいですな。なんだかんだで1時間半近くもあの一角を占拠してたわけで、インストアなのにこんなに贅沢でいいのか、っていう。会場にはA.K.I.とか千木良さんとかしまおさんとか遠藤さんとかあの周辺の人達はみんな来てたみたい。うーん、とにかく刺激的であった。あれって完全なインプロだものね。「各界からの声」のビラをもらい損ねたのが唯一の心残り。あ、そうそう、なんか今月から公開される映画「
MOOG」の関連イベントでも何かあるみたいなこと言ってた。その映画は見に行くつもりだったのでそっちのイベントも気になる気になる。
