異次元

dewdrop2005-01-24

どういうわけか急に思い出したので書いておくが、当時何歳だったか忘れたけどかつてテレ東で放送されていたバットマンのアニメが大好きだった。声優がなぜかバットマン=三宅裕二、ロビン=小倉久寛、という謎キャスティングで、やたらローテンションだし棒読みだし時折微妙なギャグが挟まれたりするし(あれアドリブだったのかもしれない)で、絵はアメコミ特有のあの独特なシリアスタッチで特にバットマンは作品的にも全体的に暗いトーンなのにセリフだけすっとぼけ、というそのモンド感たるやちょっと異次元レベルで凄まじいことになっていた。あれもう一回見たいなー。DVDで出てないかなー。情報求む!
普通にナイスガイが悪者倒したって、ああやっぱりね、としか思えない。オッサンがもごもご喋りながら余裕で敵をなぎ倒していくインパクトには敵わない。むしろそっちの方がリアルだったりして。固定観念の価値観がねじれて違和感だと思っていたものが新しい価値になる瞬間。日本人にとってはバットマンって別にヒーローでもなんでもないからこそあそこまで崩せたのかもしれない。そういう意味ではあの作品はある意味真の意味での文化の融合であったのではないかと、私は密かに思っているのだ、半笑いで。
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なんか一昨日のSAKEROCK「MOTHER」のエンディング曲やったらしいじゃないですか! 俺、あのゲームのサントラのカセットテープ持ってるよ!(当時CDプレーヤー持ってなかったよ!) うわー、聴きたかったわー。そういえばあのサントラで初めて鈴木慶一というすげえオッサンの存在を知ったのだった。