戸田誠司 - There She Goes

There She Goes
以前も書いた気がするけど、フェアチャイルド大好きだったんですよ、俺は! 当時中学生。フェアチャイルド聴いてるやつなんてまわりにいなかったよ。なんかみんな BOOWY とか聴いてた気がする(BOOWY って当時すでに解散してたんだっけ? よく知らん)。あの頃からすでにひねくれてたんだなあ今思えば。ただ、「ウクレレ*1」と「せかいのうた*2」は今でも聴ける名盤だと思う。解散するって知ったときはわりと本気で悲しかったし。だから個人的な思い入れとして YOU には歌っててもらいたい。タレントとしての YOU も好きだけどさー。
そんなわけで、戸田誠司というと私的にはフェアチャの人、なわけですが(SHI-SHONEN とかはさっぱり知りません)、そんな戸田さんのなんだかいろいろと話題の新作。9 年ぶりだって。実は前作は聴いていないのだけれども。
作品全体から受ける印象としては、ものすごい余裕。最低限の音で最低限のテンションで、無駄な力がこれっぽっちも入ってない。そして、どんなに音を削ってもどういうわけだかポップになってしまうのはもう宿命的としか思えない。彼もまたポップミュージックの渦に囚われた一人であったのだなあ。