ピーター・パン / ジェームズ・バリー

ピーター・パン (新潮文庫)

ピーター・パン (新潮文庫)

ふと、この本のことを思い出したので書いておく。読んだのはもうずいぶん前だなあ。とても好きな本。ピーター・パンの話にはいくつか種類があって(そんなに詳しいことは知らないけれども)、これは一番最初に書かれたものらしい。フック船長とかウェンディとかティンカーベルとかは出てきません。そういう冒険活劇的な派手さは一切なくて、もっと叙情的で詩的。ディズニー・ピーター・パンを期待して読んだら全然雰囲気が違うのでびっくりした。でも個人的にはこっちの方が好き。

好きなフレーズをこっそり引用:

私たちが飛べないのに、鳥が飛べるのは、ただ鳥が飛べるという完全な自信を持っているからにすぎません。なぜなら、自信を持つことは、翼を持つことになりますから。