フジ行ってきた

ザ・残暑。古ぼけた夏の星座を一つずつ指で弾いて歩く。それにしたって近頃の月はなんだか禍々しいね。低くて近い。透明のカプセルの中で揺らめく妖気。満ちるのは明後日。

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http://www.flickr.com/photos/62506784@N00/sets/751604/

先週末の金曜日から日曜日まで会社の人たちと富士登山行ってきたよ何をとち狂ったんだか。ちなみに人生初の富士登山だったわけですが、御鉢巡りまではできなかったけど一応頂上までは行ったよ。で、ご来光を見るのが目的だったので夜になってから登ったのだけど、七合目だか八合目だかを過ぎた辺りから完全に雲の中に突入した感じになって、雨は降らなかったものの風は真横に吹き付ける感じでどんどん強くなるし視界が真っ暗かつ真っ白で何も見えなくなる。その上めちゃめちゃ寒いし。正直あんなに過酷だとは思わなかった。富士山なめてた。途中まではきれいに晴れてて、遠くの下の方の雲が雷で光ったり空が星でびっしりと埋め尽くされていたりそんなそわそわするような景色で本当にそれは神様の国だかなんだかに近づく道のようでそれでみんなでわあわあ言ってはしゃいでたのになあ。下りるときにはぐったりどんよりしてたもんなあ。結局登りきったもののご来光は見れず、あと流星群がちょうど見れるとかいう話だったのだけどそれも見れず。

でも20代最後の年に日本で一番高い場所に行った、ていうのは自分の中ではそれなりに意味があった、かも。この歳になってあんなに肉体的に自分を追い詰めることもあまりないだろうしねえ。疲れはまだ少し残ってるみたいでいくら寝ても眠い。あとおなかが減る。体ががんばって回復しようとしてるんだな。というわけでもう寝るおやすみ。