エレクトリック・シタール #2

dewdrop2004-11-22

私は金魚鉢の底から水面を見上げている。
滲んだ太陽がゆらゆら揺れている。
細かい水泡がその光に吸い込まれるように昇っていく。
千切れた雲のかたまりが右から左へ通り抜けていく。
2回目のサビが終わりエレクトリック・シタールのソロが始まる。
音の振動は水のうねりに絡め取られくぐもって聴こえる。
失われた季節の隙間を埋めるように私は手を伸ばす目を閉じる耳を澄ます息を吐く。
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うちぴー。
赤えんぴつの「いちごミルク」いい曲だったなあ。