七味

dewdrop2004-05-31

立ち食いそば屋で近くに一人でいたおっさんが「これでもかっ」とつぶやきながら七味を振りかけていてあやうく吹きそうになる。椅子から落ちそうになる(立ち食いなのに!)。まあその人は終始ぶつぶつと何事かをつぶやいておりあまり近づいたり目を合わせたりしたくない感じではあったのですが、その一言に関してはかなりぐっときた。
これでもか、という言葉のその矛先は目の前の天ぷらそばに向けられているようでいて、よくよく考えてみればその七味の辛さは当然自分に返ってくるわけであり、つまり実はそれは自分自身に対する檄であったのだ、と考えればこれは深い。おっさんだけに一層味わい深い。
などということを考えたり考えなかったりしたとかしなかったとか? みたいな?(げつようからしごとでつかれていますきにしないでください)